農業情報研究所>環境>気候変動>ニュース 2018年3月1日) デンマーク 牛1頭4万円のメタンガス税徴収へ 最も安上がりな温室効果ガス削減策
デンマーク政府の経済諮問機関である経済協議会が牛1頭当たり年2280クローネ(約4万円)の税徴収を提案するリポートを発表した。
デンマークは2020年までに温室効果ガス(GHG)排出を40%削減すると約束しており、農業は強力な温室効果ガスであるメタンの主要排出源をなしている。協議会によると、牛への課税は、社会的観点からして最も安上がりなGHG削減方法ということだ。車には既に高額の税が課されており増税は難しく、化石燃料価格引き上げは一層難しい。
牛270頭を飼う農民は、50から80万クローネを徴収されることなり、同様の税の無いヨーロッパの他の国との競争でも不利になると恐れる。
協議会リポートjは、排出削減措置を導入する農家に一定額を払い戻す財政支援も提案しているそうである。 関連ニュース ‘Greener’ cows could be in the pipeline,Copenhagen Post,18.1.29 |