ブラジル パンタナール湿地でのサトウキビ栽培制限へ
08.8.6
バイオエタノール生産のためのサトウキビ栽培急拡大の環境影響への懸念が高まるなか、ブラジル環境省が5日、政府がパンタナール地域の生態系を保護するための提案を承認すれば、この世界最大級の湿地でのサトウキビ栽培を制限することになると発表した。ステファネ農相とミンキ環境相が4日に会談、双方ともに提案を支持した。ルラ大統領の最終決定を待つだけという。
提案は、サトウキビが10年以上栽培されてきたこの地域の栽培者が直接または不耕起栽培法を使い、機械や農薬を排除するように要求する。アマゾン生物群系内での製糖工場新設は許されない。ただし、既に許可された3工場の操業は許されるという。
Brazil mulls sugar cane limit to protect
wetland,AlertNet,8.5
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/N05305891.htm
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