中国広東省で4人が豚レンサ球菌病に 一人が死亡 豚の病気の報告はなし

農業情報研究所(WAPIC)

05.8.23

 四川省で勃発、コントロール下にあるはずの豚レンサ球菌感染症が広東省で報告された。4人が感染、一人が死亡し、2人が入院中。この病気の予防・制御に関する省の22日の電話会議で広東省政府が発表したという(Human cases of pig-borne disease confirmed in Guangdong,xinhua.net,8.22)。

 今までのところ、人から人への感染はないということであったが、広東省では豚の病気は報告されていない。しかし、4人の感染は、南雄、深セン、陽江の各市と潮安県と、別々の場所で起きた。

 医療チームが患者を調査し、各地方が保護措置を取るのを助けるために感染地域に派遣されたという。

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