農業情報研究所食品安全>ニュース:2019年8月12

 

茨城産牛肉からイソプロチオラン

 

 さいたま市食肉衛生検査所が収去した茨城産「牛肉」からイソプロチオラン(農薬若しくは動物用医薬品)が0.17ppm(牛の筋肉の基準値:0.02ppm)検出されたと発表した。同検査所は、「さいたま食肉市場出荷組合」に対して、食品衛生法第54条第1項の規定に基づき、当該牛肉の回収及び廃棄を命令したとのことである。

 

 「今回違反のあった「牛肉」について、通常の食生活においては、健康に影響を及ぼすおそれはありません」が、こういう牛肉が流通したかどうかはまだ分かっていないという。生産者名も明らかにされておらず、トレーサビリティはなっていないようだ。消費者は安心というわけにはいかない。

 

 食品衛生法(農薬等の残留基準) に違反した食品について さいたま市 19.8.11

 牛肉の回収と廃棄を命令 動物用医薬品などの成分、基準を超え検出 当該牛肉の流通は分からず/さいたま市 埼玉新聞 19.8.12