農業情報研究所
タイ活動家、APEC会合に照準、米国とのFTAを厳戒
農業情報研究所(WAPIC)
03.9.22
カンクンWTO閣僚会合に対する世界農民ネットワークに参加したタイの農民リーダー、エイズ問題活動家、労組が、タイ・バンコクで来月開かれるAPEC会合も合意なしで終わらせようと目を光らせている。草の根デモも計画されている。
最も警戒しているのが、予想される米国ブッシュ大統領によるタイとの二国間自由貿易協定(FTA)交渉の開始の発表である。
20付のバンコク・ポスト紙によると、彼らは、カンクンの失敗は途上国農民が不公正な農業貿易協定から安全になったことを意味せず、真の敵は米国との二国間貿易協定だと考えている。米国は、非関税障壁によってタイ農産物が米国市場に参入するのを妨げる一方、農業補助金削減を拒むことで価格を破壊している。タイ通商大臣は米国に擦り寄り、小農民ではなく、巨大アグリビジネスの利益を保護しようとしている。カンクンでは、マレーシア、インドネシア、フィリピンは農民を不公正貿易から守ろうとしたのに、タイは反対方向に動いたと批難する。
彼らは、米国とのFTAの策定に公衆を参加させるように要請している。
Activists:Pact with US to be damaging:Farmers to keep eye on Apec forum,Bangkok Post,9.20