タイ:上院外務委員会議長、農民への影響無視のFTA路線を批判
03.10.11
バンコク・ポスト紙(Senate says government ignoring farmers' plight ,10.11)によると、タイ上院外務委員会議長が、政府はタイ農民への厳しい長期的影響を真面目に考えることなく自由貿易協定(FTA)を推進していると批判した。
政府は9日にインドとのFTA交渉開始に合意、オーストラリア、バーレーン、日本、韓国、米国、ペルーとの同様な協定を計画している。国内農産物は、インド、中国からの安価な農産物の氾濫により、魅力を失うだろう。インド、中国との協定では、海産物と果実・野菜の関税がゼロになる。政府は、国のバックボーンである農民の保護に配慮すべきだと言う。
農業情報研究所(WAPIC)