農業情報研究所
フィリピン:環境省、予防原則を認め、GMコーンの環境影響研究へ
農業情報研究所(WAPIC)
03.3.18
フィリピン環境・資源省(DENR)は、モンサント社の商品名”YieldGard”なる害虫抵抗性GMコーンの拒否を要求するグリーンピースと「GMOに反対するネットワーク」(NO GMO、12団体のグループ)のメンバーに、この作物の環境影響を独自に研究すると約束した。
農業省植物産業局は、この作物を既に承認しており、これはフィリピン初の商用栽培承認GM作物となっている。農民は数ヵ月以内に栽培を始めることになりそうである。しかし、環境グループは反対の戦いを継続してきた。
グループとの会合の席上、大臣は「一般的には」予防原則を支持すると語ったという。グループは、この原則に触れた大臣を称賛している。DENRが予防原則を支持したことは、GMOを他の自然の作物と同等とみなす政府他省庁の一般的立場とは対照的である。
Source:DENR vow to review GMOs,INQ7.net,3.16