オーストラリア:モンサントの除草剤耐性GMカノーラ承認へ

農業情報研究所(WAPIC)

03.10.4

 10月2日、オーストラリア保健省の遺伝子技術規制局(OGTR)が、モンサント社の除草剤(グリフォサート)耐性GMカノーラの商用栽培を原則的に支持すると発表した(Invitation to comment: Your chance to comment on the Risk Assessment and Risk Management Plan for the commecial release of genetically modified canola DIR 020/2002)。 このカノーラは、カナダのカノーラの半分を占めるGMカノーラと同一のもので、非GMカノーラと同様に、人間の健康と環境に害はないと評価された。

 潜在的リスクとしての除草剤耐性の発達の問題が完全に調査され、グルフォサートの使用に条件を課すことでこの問題は越えられるとされた。農薬・獣医薬当局が使用条件を課す。

 8週間の協議期間を経て、11月28日に許可が発表される見通し。OGTRが今年許可する第二のGM食用作物となる。

農業情報研究所(WAPIC)

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