米国、豪との自由貿易協定交渉でGM表示法変更を要求

農業情報研究所

03.11.10

  AAP(11月6日)が伝えるところによると、オーストラリアの遺伝子組み換え(GM)食品表示に関する法律が自由貿易協定(FTA)交渉における米国の標的になっている。ヴェイル貿易相が労働党議員との質疑のなかで明らかにした。

 オーストラリア法では1%以上のGM成分を含む食品には表示が義務付けられているが、米国では表示は任意である。

 貿易相は、米国の要求に応えて表示法を変えるかどうかについては答えを避けた。しかし、オーツトラリアの法は合法的であり、「政府の立場は、GM食品の義務的表示はWTOの下での我々の義務と調和する」と語った。

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