ＧＭ（Ｂｔ）コーン飼料の悪影響はなし―日本の研究、米誌に発表
03.10.11
米国コーン栽培者協会（ＮＣＧＡ）がニュース（Biotech Feed Studies Indicate Performance Levels Remain the Same (10-9-03)）として伝えるところによると、Journal of Animal Science の最新号（No.81、11月号）に、日本のNational Institute of Animal Health, National Food Research Instituteと National Institute of Livestock and Grassland Scienceによる遺伝子組み換え（GM）Btコーンによる豚飼育に関する研究が発表されたという。
このニュースによると、研究結果は、GM・Btコーン（Ｂｔ11）で飼育された豚と非GMコーンで飼育された豚の一般的健康状態と成長の速さには違いがないことを示唆している。また、固有の遺伝子、組み換えＤＮＡは消化管内で大部分が分解されることも示された。一部のＤＮＡ断片が検出されたが、この研究は、この微量の断片は排出され得るし、環境影響は無視できると結論しているという。
農業情報研究所（ＷＡＰＩＣ）