四国遍路(ほぼチャリで)

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12番焼山寺への道
12番焼山寺への道。時間がギリギリになり、チャリを置いて歩いて登山道を登る。2.6kmを約1時間。
道しるべに貼ってある矢印のシールは遍路道の案内シールです。四国全域ほぼ全ての遍路道に貼ってあって心強い。

2日目(晴れ)

地蔵寺の山門
5番地蔵寺の山門。朝のお寺は清々しい。
安楽寺の山門
6番安楽寺の山門。こちらの宿坊は温泉付きだそうです。
熊谷寺の仁王門
8番熊谷寺の仁王門とビアンキ。ちょっとチャリ遍路っぽい画像。
吉野川の沈下橋
11番藤井寺に行く途中で吉野川を渡ります。四万十川に負けず劣らずの清流です。人生初の沈下橋です。ちなみにトップの画像はこれです。
清流
梨ノ木峠を越えると川沿いに細い下り道が続きます。涼しい。
チャリをあきらめた
12番焼山寺までの途中でチャリを置いて歩いて登りました。
標高700m
腕時計の高度計で標高を測ってみた。間違いなく700mです。
焼山寺
焼山寺の山門。灼熱の梨ノ木峠がウソだったような涼しさ。凛とした空気が漂う。

本日は5番札所地蔵寺から打ち始め。民宿のすぐ目の前です。
8番札所熊谷寺の納経所に冷水機が置いてありました。ガブガブ飲んだうえに、 持っていたペットボトルにいただいてしまいました。思わず仏様でなくこの文明の利器を拝みそうになった。
10番札所切幡寺は駐車場から石段を登ります。途中で野生(多分)のサルを発見しました。 写真を撮ろうと思ったら逃げられた。
11番札所藤井寺まではお寺とお寺の間の距離が短く道もほとんど平坦でサクサク打てます。

11番札所藤井寺を打ち終わるころにお昼になりました。近くのラーメン屋さんでラーメンを食べました。 徳島ラーメンというやつなのでしょうか。ウマカッタ。

焼山寺(梨ノ木峠の死闘)

11番札所藤井寺から12番札所焼山寺までは歩き遍路専用の山道が10kmほど続いています。 「遍路ころがし」と呼ばれる険しい上り坂です。チャリでは無理です。
仕方なく迂回します。県道31号で梨ノ木峠を越えると30kmちょっと、国道でトンネルをくぐると40kmぐらいです。ものすごく遠回りです。修行です。
県道31号で梨ノ木峠のルートを選択しましたが、これがものすごくハードです。修行です。
照りつける太陽とグラディウスのオプションのようにまとわりつくアブ(山道をチンタラ登ってると必ずこのオプションがついてきます)にも負けず、てっぺんまでチャリをこいだり押したりして登ると、 あとは川沿いに細い下り坂です。下り坂は天国です。自分で稼いだ位置エネルギーです。頑張った自分へのご褒美(笑)です。
下りきったらまた上り坂です。途中からグネグネと曲がりくねって傾斜がきつくなります。 12番札所焼山寺標高約700mのところにあるからです。
途中でチャリで登るのをあきらめて、歩き遍路専用の山道(あまり曲がりくねらず、直線的に山を登る)を歩くことにしました (納経所が閉まる5時が近づいてきたせいでもある)。

12番札所焼山寺になんとか4時50分ぐらいに到着しました。またしても先に納経所に行き、あとからお経をあげました。

1回目のチート

12番札所焼山寺の境内のベンチに次の 13番札所大日寺近くの旅館の広告が出ていたので宿泊の予約をしました。
まだ遍路に不慣れだったため、到着時間をあんまり考えてませんでした。山を下ってチャリと合流したら6時を回っていて、 そこから山あいの道を走ってたら日が暮れてしまい、7時半を過ぎた頃に道端に止まっていた車から呼び止められました。宿の人でした。
心配で迎えに来てくれたそうです。軽ワゴンの荷台にチャリを積んでもらい宿まで乗せてくれました。
「チャリで全部走るのが修行ですから」と言うわけにもいかないので(食事や風呂の片付けとかいろいろあるだろうし)、素直に乗せてもらいました。 旅館まではあと2kmぐらいでした。
このへんが「四国遍路(ほぼチャリで)」の所以です。

翌日からは日没前には宿に着くという鉄則を貫きました。宿の人に迷惑をかけてしまいました。反省。

本日の走行地図

国土地理院電子国土の 簡単地図作成サイトを利用しています。ドラッグ・マウスホイール等で操作が可能です。
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