15日目(曇りときどき雨のち晴れ)
65番三角寺への道。右ですか、左ですか。 |
愛媛・徳島・香川のどこかです。この後、道はここより険しくなりました。 |
愛媛・徳島・香川のどこかその2。左が雲辺寺への遍路道でしたが、チャリでは無理でした。
仕方なく右のほうへ進んだら道がどんどん険しくなった。 |
険しい山道を抜けて、久々に舗装された車道に出たら、そこはもう香川県でした。 |
雲辺寺ロープウェイ。またしてもチートです。 |
雲辺寺ロープウェイその2。支柱間の距離は日本最長だそうです。コエー。 |
雲辺寺ロープウェイその3。101人乗りゴンドラの床から下が見えます。コエー。 |
雲辺寺から尾根づたいに下ります。香川に入ったら天気がよくなりました。 |
ビジネス旅館を7時前に出発して、いざ愛媛最後の65番札所三角寺を目指します。
旅館を出るときに、おにぎりをもらいました。感謝。
65番札所三角寺から66番札所雲辺寺を下るまではコンビニどころか自販機もあまりない山の中です。
ふもとで水と食料を調達してから上りましょう。
水は1リットル以上。非常食(チョコレートとかようかんとか甘いものがオススメです)もあったほうが安心。
65番札所三角寺までは1時間ぐらい登ると到着します。
そこからいったん下り、国道192号線を再び登ります。
県境の境目トンネルまで登ろうとしたら、途中で交通整理の人に、
いま境目トンネル内で工事をしていて粉じんがスゴイので歩行者と自転車は峠道に迂回して下さい、何かあっても責任取れません、と言われました。
道を聞いたら、知らないのでそこの地図を見てくださいの一点張りです。
責任取れないヤツの話なんぞ聞けるかボケ!などとキレてはいけません。これはお大師様が与えてくれた修行です。
細く、急な坂をチャリを押しながら登りました。
愛媛最後の修行
どこをどう通ったのか、地図にも載っていないような道を進みます。
コンクリートで舗装されていた道が、いつしか車のワダチがどうにか確認できる程度の、雑草のビッシリ生えた林道に変わってきました。
人も車もめったに通らないらしく、クモの巣がそこらじゅうにあります。ヘビの抜け殻も落ちていました。
全身クモの巣まみれのスパイダーマになりながら、雑草のビッシリ生えた坂道をチャリに乗って必死に下っていたらコケました。
愛媛での修行が足りなかったらしく、タダでは愛媛を出してくれないようです。
途中で何の標識も出ていない分かれ道がありました。地図と腕時計の方位計とニラメッコして、エイヤっと左に曲がったら正解だったようです。
険しい山道と格闘すること1時間以上、ようやく舗装された車道に出ました。
いま通ってきた道は登山道だったみたいです。ヘビやスズメバチに注意という注意書きがありました。
もう通っちゃったよ…。
でも無事に通ってきたということは、お大師様に守って頂いたということです。ありがとうございます。
どうやらここは曼陀トンネルの真上のようです。いつの間にか涅槃の道場 讃岐(香川県)に入っていました。
チート
曼陀トンネルから県道を下り、右折して上り坂を進むと雲辺寺ロープウェイ乗り場に到着です。
またしても、チャリごと片道乗車です。
66番札所雲辺寺は札所中、最も高い場所にあります。およそ標高1000mです。
頂上に着いたら寒い。
頂上に着いたら真っ先に五百羅漢が目に入ります。壮観です。
納経所の近くに水堂があり、お加持水が飲めます。ペットボトルに頂きました。ウマカッタ。
片道切符の帰りは尾根づたいにさっきの曼陀トンネルまで戻ります。
県道なのですが、舗装がはがれて砂利道になっている箇所があります。まさに険道です。
さぬきうどん
さっき下った道をもう一度下ります。ロープウェイ乗り場方面に曲がったところを曲がらずにさらに下ると、うどんも食べられる喫茶店を発見しました。
もう3時ぐらいになっていました。遅めの昼食です。
本場さぬきの釜揚げうどんを食べました。小(1玉)350円、大(2玉)400円という謎の価格設定でした。
迷わず、大を食いました。ウマカッタ。
67番札所大興寺に4時ぐらいに着きました。
納経所の人に一発でチャリ遍路だと見抜かれました。チャリ遍路も板についてきたということでしょうか。
68番札所神恵院・69番札所観音寺すぐ近くの観音寺という町まで行ったら5時を回りました。
この町で一泊です。なんだか高級そうな旅館がいっぱいあった。由緒ある観光地なのでしょうか。
泊まった旅館に、ニューヨークから来たというアメリカ人のお遍路さんのご夫婦がいました。
自分の語学力の無さにビックリ。
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