MLA 対応! AM ラジオ用 高感度 受信ブースター の販売 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() ■特長
■ MLA対応! AMラジオ用 受信ブースター とは?
ラジオに外部アンテナ端子がなくても、外部アンテナが使える受信ブースターです。コンポにも、お使いいただけます。 ![]() 図1 全体像
図1の 「受信ブースター」 が、本商品 です。本商品には端子が3つあり、図1では ■ 受信ブースター本体のご説明
![]() 写真1.左側面・正面・右側面 写真1は本体の正面と両側面で、これ以外の面に機能部品はありません。 正面中央やや上の黒いツマミが、同調ツマミです。内蔵共振回路の共振周波数を、受信周波数にあわせます。 正面右下の黒いツマミは、電源スイッチ 兼 ゲイン調整ツマミです。反時計方向に回しきると、電源 OFF になります。このツマミの上にあるのが通電ランプで、電源 ON 時に点灯します。 ゲイン調整は、受信ブースターの増幅度を変化させます。電源 OFF → ON の位置でゲインは最大になり、時計方向に回すとゲインが小さくなります。ゲイン調整はラジオに過大な電波を与えないように調整するほか、同調するときにゲインを下げておくと 「同調点だけで放送が聴こえる」 ようになり、同調が正確に行えます。 正面左下のスイッチは、共振回路 ON/OFF スイッチです。 MLA などを使う場合は、このスイッチを ON にして内蔵共振回路を有効にします。OFF にすると共振回路が無効になり、同調型ループアンテナ用の受信ブースターとして使えます。 左側面下には、ミニジャックのアンテナ入力端子があります。ここへ、MLA や、同調型ループアンテナなどの外部アンテナを接続します。 右側面下の左側のミニジャックが、受信ブースター出力端子です。ここへオプションで用意しております同軸ケーブルを接続して、その先にカプラを取り付けます。 右側面下の右側にあるのが、電源端子です。電源は、直流 6 〜 20[V] で、中心電極がプラスです。 使い方は、動画を用意しましたので、YouTube でご覧ください。 ■ 感度性能
☆ 期待できる感度
☆ 録音から分かること 電波の弱い放送を受信すると、「サー」 という雑音、いわゆる 「バックグランドノイズ」 が聴こえます。これを自然界の雑音、いわゆる 「空電」 と考えるのは誤りです。例えば この録音を聴くと、本商品を使っている前半10秒はクリアに聴こえますが、SONY ICF-SW7600G 単体で受信している後半5秒は明らかにバックグランドノイズの割合が大きくなっています(S/N比が悪化している)。このノイズ、実は“ラジオの内部雑音”なのです。自然界の雑音レベルはもっと低いため、本商品を使って高感度受信するとクリアに聴こえるものです。 つまり、録音からは 「本商品を用いて高感度化を図れば、S/N比 が向上して、よりクリアな放送が楽しめる」 と言うことが分かります。 聴取困難地域での録音からは、「直径 1.6m の MLA を使って雑音が気になる放送は、SONY ICF-SW7600G 単体では受信できない」 と言い得ます。このことを逆に見れば、「お手元のラジオで弱くても入感していれば、直径 1.6m MLA を使うことでクリアな放送が楽しめる」 ということになります。 ここで SONY ICF-SW7600G 単体の受信性能ですが、大抵のラジオよりも優れており、高感度モデルに位置づけされます。聴取困難地域の録音からは、このような高性能ラジオの感度を遥かに上回る高感度が実現できていることが分かります。 聴取困難地域とした 山口県 長門市 深川湯本地区 は、いわゆる 「山間部」 です。300mクラスの山の谷間を日本海にそそぐ、深川川(ふかわがわ)流域の山陰の地域です。受信場所の標高も海抜 110m と、さほど高くありません。この地域に電波が届くには、山越えが必要です。それでも、50局を超える放送が受信できました。 無線工学には、「電波伝播」 と呼ばれる分野があります。ここでは 「 AM 放送の中波帯(300〜3000kHz)で、電離層反射を伴わない電波伝播は 『地表波』 と呼び、地を這うように伝播する」 と解説されています。聴取困難地域の録音は、まさに地を這い、山々を越えて届いた電波です。クリアな受信が出来ている放送局が、いくつもあります。これまで昼間の AM ラジオは雑音が多く諦めていた地域にお住まいの皆様にも、クリアな放送がお楽しみいただけることが分かります。 ☆ 物干しにぶら下げただけの MLA で、全国の マーチス が入感します! @神奈川県 川崎市 私の住まいは受信環境が悪く、低地の鉄筋コンクリート集合住宅で、上空には高圧送電線が通っています。そんなベランダの物干しに MLA (直径 60[cm] 1ターン ) をぶら下げていますが、夜間には 全国のマーチス が入感します。 マーチスとは、海峡を安全航行するための船舶向け放送です。また NHK や民放の送信出力は 100[W] 〜 数百[kW] ですが、マーチスのそれは僅か 10[W] です。全国のマーチスが受信できることは、 「夜間の全国の放送受信には、十分な感度を持っている」 と言い得るわけです。ここで使用しているのは、直径 60[cm] 1ターンの MLA ですから、大型化による更なる感度アップも十分できます。 その録音を用意しました。西日本のマーチス (1651[kHz]) はかなり弱いのですが、2局の存在がお分かりいただけると思います (マーチスは2局が同じ周波数で、同時に放送しています)。下表の放送局をクリックして、Yahoo ボックスからダウンロードしてお聴きください。
■ MLA で、同調型ループアンテナを超える高感度が得られる理由とは?
同調型ループアンテナと言えば、国内では シャンテック電子様のキット などが有名です。本商品は、これら 同調型ループアンテナ と本質的な違いはありません。本商品を電気的に考えれば、「同調型ループアンテナの機能を分散した構成」 と言い得ます。この発想により、同調型ループアンテナの感度を上回ることが可能になったものです。 ■ 屋外アンテナに MLA という選択
MLA (Magnetic Loop Antenna) は、昨今問題の 「人工雑音」 を効果的に低減してくれるアンテナ です。例えば、ラジオ単体や、屋外アンテナでも ホイップ系アンテナ (棒状アンテナ) では 人工雑音 に埋もれて聴こえない放送局が、MLA にすると聴こえるようになります。当方での具体例として、本商品にベランダ設置の DIAMOND社 D303 (ホイップアンテナ)を組み合わせても室内では受信できない ラジオ福島(1098[kHz]) が、同じベランダ設置の MLA と組み合わせれば、日中でも安定に受信出来ます (@神奈川県 川崎市)。 ■ 本体仕様
■ オプション本体以外は、全てオプションにしています。
☆ 屋外設置対応 MLA (直径60cm)
前出 「商品の性能」 で使った MLA の同等品です。 図1の MLA と同じ接続を持つ、半完成品を用意しました。一般に MLA は自作するアンテナで、メーカー製がありません。自作となれば、工具などが必要です。本 MLA は、圧着や半田付けなどは全て済ませてあり、お客様側ではネジ締め程度で完成できます。もちろん、屋外設置対応型の MLA です。 MLA 本体は 「5D−2V」 と呼ばれる同軸ケーブルを加工して作っております。屋内引き込み同軸ケーブルとの接続は、MLA に F型メス接栓 (「接栓(せっせん)」 とは、コネクタのことです) がついています。同軸ケーブルには F型オス接栓(ネジ式) を取り付けることになりますが、これにはカッターナイフとニッパーとペンチがあればどなたにでも出来ます。YouTube には、この取り付け方の動画も投稿されています。部材も、一般の電気店などで販売されています。同軸ケーブルは F型接栓が使えることと丈夫さを考えて、安価な 3C−2V (150円/m 程度 ) でも十分です。 MLA の組み立てに必要な主な工具は、F型接栓のネジを締める対辺 11mm のスパナ (モンキーレンチ可) と、M3 (直径3mm) ネジ用のプラスドライバーです。ほかに防水処理のために巻くブチルゴムテープ (日東シンコー No.15など) と、その保護用に巻くビニールテープ (日東シンコー No.22など) です。 ![]() 写真2.MLA の組み立て方 写真2で、組み立て方を説明します。本商品に取扱説明書は付属しませんので、写真2を保存するなどしてください。 梱包を解くと MLA 本体は、写真2の1のように複数回巻きにしています(梱包サイズを小さくするためです)。本体以外に、ケーブルタイが3本 (1本は予備) と、プラスチックパイプ( ABS 樹脂)が1本付属します。以降の作業は、床に置いて行うとやりやすいです。 このF型接栓のネジ止めを外して、同軸ケーブル と F型接栓 をいったん分離します。この同軸ケーブルを、一重で直径60cmのループ状にします。 同軸ケーブルの末端には、両端に直径10mm穴の圧着端子が、一端に直径3mm穴の圧着端子がついています。写真2の2のように、2つの10mm穴の圧着端子を F型接栓のリード線側 に通して、それら圧着端子が一直線になるように位置決めして、スパナなどでしっかりネジ止めします。次に、同軸ケーブルに取り付けた3mm穴の圧着端子と、F型接栓のリード線に取り付けた3mm穴の圧着端子同士を緩まないようにしっかりネジ止めします。ここまで完了すると、写真2の2のようになります。 この時点で、3mm穴の圧着端子同士の接続点が他の電極と短絡しないように、ブチルゴムテープを2〜2.5倍の長さに引き伸ばしながら巻いて絶縁します。当該箇所は写真2の2の最も上の部分であり、写真2の3では当該箇所に黒いブチルゴムテープが巻きつけてある様子が分かります。 そうして付属のプラスチックパイプで、F型接栓に取り付けた同軸ケーブル同士が一直線になるようにして、ケーブルタイで縛ります。また、F型接栓には、屋内引き込み用同軸ケーブルを接続します。ここまで完了すると、写真2の3のようになります。写真の下方向に伸びる黒いケーブルが、屋内引き込み用の同軸ケーブルです。 写真2の3の状態で防水のために、ブチルゴムテープを2〜2.5倍の長さに引き伸ばしながら、すき間無く巻きつけます。巻きつけ終わったら、次にブチルゴムテープを保護するために、ビニールテープを巻きつけます。これで完成で、写真2の4のようになります。 出来上がった MLA は、例えばテレビアンテナのマストに取り付けても良いかもしれません。電界波を受信しないので、テレビが発する雑音にも強いと思います。
☆ AMラジオ用カプラ ![]() 写真3.AMラジオ用カプラ 写真3が、AMラジオ用のカプラ です。受信ブースター出力信号を、電波に戻す働きをします。カプラのループ部分は、強靭な特殊繊維のチューブで耐摩耗性に優れます。これに、ミニプラグ(モノラル,φ3.5[mm])がついています。 形状は、ネクタイの一種であるループタイに似ています。ひも止めがついており、これでループを絞ってカプラをラジオに固定します。ループの長さは、1[m]弱(実測 96[cm] 程度)です。お手元のメジャーなどで同じループを作ってみて、これにラジオが通ればお使いいただけます。 すでに当方で販売した AMラジオ用カプラ をお持ちであれば、同じものですからそのままお使いいただけます。 外部アンテナ端子を持つラジオでは、あるいは AMラジオ用カプラ は不要かもしれません。SONY ICF-SW7600G や ICF-EX5MK2 では、外部アンテナ端子が使えることを確認しております。
☆ 同軸ケーブル(5メートル) ![]() 写真4.同軸ケーブル(全長5メートル) 写真4が、全長 5[m] の同軸ケーブルです。50[Ω]同軸ケーブルの両端に、ミニプラグ・ミニジャック(モノラル,φ3.5[mm])を取り付けただけのものです。ご自身で、お作りになっても良いと思います。
☆ 電池ボックス(12ボルト 単3電池×8本用) ![]() 写真5.電池ケース 写真5が、単3電池×8本の電池ボックスです。プラグの中心電極が、プラスです。プラグは、中心電極直径が 2.1[mm] で、外周電極が5.5[mm]で、「DCプラグ」 などと呼ばれています。ご自身で、お作りになっても良いと思います。電池は付属しませんので、別途ご購入ください。 この電池ボックスには、スイッチがついています。写真5では少し分かり難いのですが、電線が出ている面で、電線とは反対の端に小型のスライドスイッチがついています。 ■ オプション以外に必要なもの・便利なものオプションを全てご購入いただいても、必要なもの・便利なもの がありますので、それらを挙げます。なお、いずれの商品も、当方では取扱がございません。
☆ MLA ⇔ 本体間の同軸ケーブルとF型両端接栓
同軸ケーブルの両端には、F型接栓(オス) を取り付けるのが良いと思います(「接栓」とは、コネクタのことです)。オプションの MLA には、F型接栓(メス)が付属します。F型接栓は、一般の電気屋さんでも手に入ると思います。F型接栓は、同軸ケーブルの種類ごとに形状が異なりますので、同軸ケーブルを決めてから購入するようにします。F型接栓の同軸ケーブルへの取り付け方は、YouTubeにも動画が投稿されていますので、そちらをご参考にされると良いでしょう。
☆ アンテナ線がカンタンに引き込める“スキマケーブル”! ![]() 写真6 隙間ケーブル
写真6は、「隙間ケーブル」 などと呼ばれる商品名です。写真の2品種を購入して、試してみました。いずれも 1,000 円以下で、ネットショッピングで購入したものです。
☆ F型接栓(メス) ⇔ ミニプラグ(オス)の変換 F型 ミニプラグ 変換
特に 画像検索 をされると、分かりやすいと思います。前出の動画で、「接続」 の中で少し映っています。家電量販店であれば扱いがあるかもしれませんが、扱いが無ければネットショップでも購入できます。
☆ ブチルゴムテープ と ビニールテープ ビニールテープは、ブチルゴムテープの保護用です。ブチルゴムテープを巻いたあとで、その上から巻きつけます。
☆ ACアダプタ (AC → DC 変換)
無負荷時出力電圧は、公称出力電圧の 1.55 倍程度になっていることがわかります。これら商品であれば、お使いいただけます。電源電圧が、感度に与える影響は僅少です。 すでにラジオ用の ACアダプタ などをお持ちであれば、それを流用されても良いと思います。受信ブースターの電源電流は、最大 15[mA] 程度ですから、出力電流が問題になることは無いと思います。しかし無負荷時の出力電圧が、6〜20V の範囲にあることをご確認ください。また、中心電極がプラスですから、極性にもご注意ください。 ■ お支払い
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☆ 商品代金 ■ 取扱説明書取扱説明書は、こちらよりダウンロードしてください。■販売方法
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