第二一話 血濺鴛鴦楼
張都監の屋敷で優遇を受け、小間使いの玉蘭とイイ感じになった武松だが、それは蒋門神のパトロンである張都監の仕掛けた罠だった。張都監の策に嵌り、恩州送りとなった武松は護送途中に命を狙われたが、返り討ちにする。キレた武松は張都監宅に乗り込み大虐殺を敢行する。
張青夫婦は約束どおりに孟州の牢獄に武松を見舞いに来たが、武松は張都監宅に引き取られたために不在。武松の服を施恩が預かりましょうといっても、持って帰っちゃう孫二娘。あんまり施恩のこと信用してないみたいだ。ま、初対面だから当然か。
武松と玉欄、長都監から嫁にしてもいいと言われているのに、まず兄妹の関係からはじめようと言い出す武松。
男女関係にはえらく慎重なのに、自室の鍵を玉蘭に預けてしまうんだ、この男。
玉蘭「そんな、他人を信用して・・・」
武松「何か言ったか?」
玉欄「いえ、別に・・・」
身の上話を聞いただけで信じちゃう所が武松らしいけどね。施恩をちーっとも信じない孫二娘とはえらい違いだ。
でもおヨメさんくれると言われれば悪い気はしないのv
結構本気な愛想笑いが笑いを誘う。

自分に良くしてくれる人はみんな良い人♪」
これが武松の基本的な考えだ(フウυ)
「知らない人にお菓子もらっても、ついてっちゃダメだよ」
とは武大兄ちゃんは教えなかったらしい。

笑っちゃいけない、これが
この男なりの誠意だ!!
ぷぷぷυ
←このうれしそーなカオ!
お洗濯干すのも手伝ったし(その後サオに引っかかって全部倒したけど)水汲みだって手伝ったんだ! 後で裏切られるなんてカケラも考えてないところが、お目出度いのかあわれと言うか。もしかして女の子に幻想抱いてたんだね。タダでさえヒビ入ってたのが、コッパミジンだねこれで。
「賊だ!」と、誰かの声がする。
すわ! と武松が飛び出していく所に
玉欄「何も兄さんが行かなくたって」
武松「俺はこういう時のため、お役に立つんだ」
玉蘭は武松に好意を抱いていたらしく、ちゃんと警告を発していたのにな。
てめえのための深読みはできん男です、こいつは。ふうυ

幻滅
←怒りとか情けなさとか、色々ないまぜになったカオ。
拷問の末流罪になって、官の腐敗ぶりやら役人の小人物ぶりを見るにつけ、そういうものにどんどん幻滅していく武松。
こういう目にあった人は、その後どうなっても絶対官を信じないね。
まあ、ここまでヒドイ目に遭ってる人も、そう多くはないけどね。
こういう目に遭わなくても、信じない人も多いけどね。
(あやや、これじゃこのトークの意味がないυ)

飛雲浦の橋の上、前後から朴刀を持った二人が近づいてくる。
おお、なんだか日本の時代劇みたい・・・

飛雲浦大閙
虎が吼える!!

って感じで怖かったですここυ

   バーサーカーモード
    発動!!    




張都監と蒋門神が
「武松も今ごろはお陀仏だろうな」
と言う話を聞いて涙をこらえていた玉蘭。
本当に惚れちゃったみたい。
そこに復讐の鬼となった武松が戻り、
大虐殺を敢行する。
玉蘭「兄さん・・・・・」
武松「誰がお前の兄貴だ?」
息を飲む玉蘭。
玉蘭「あれは言われてしたことなの。言おうと思ったけど言えなかったわ・・・だけど、兄さんに殺されるなら仕方ないわ・・・」
武松は後ろを向いたまま刀に力を込めるが、何かを必死にこらえている顔。
玉蘭「・・・にいさ・・・ん」
その後、武松は壁に血糊で字を書くのだが、この場面の順番逆にすると、武松の悲恋の物語になって面白いのに・・・とも思ったりする。
えー、刺してから告白された方がって事ですか? でも私は刺されたらとっとと死んでくれないとヤダな・・・

残忍だったんじゃない、ただ
知らなかったんだ武松は。
許す理由は「惚れた女だ」
だけで十分だって事を。
そう思って悲しく見てたら、
こいつ刺した刀を抜く前に
一回えぐりやがったυ
あほ―っ、人がせっかく
うるうるしてる時に〜っ!!

←これって、小説で読んだ時は「やるなあ、かっこいい!」と思ったけど、今回映像でブツを目にすると、かなりきてるものがあるねぇ・・・コワイよυ




この男のバーサーカーの困る所は、ライブゲージがゼロになるまでとまんないとこだよなυ
二娘姐さんに見つけてもらってなかったら、どうなってた事か。
ちなみに今回は15人斬りでした。うひ〜υ



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