第九話 楊志売刀
再就職活動に失敗した楊志は、伝家の宝刀を売って糊口をしのぐ事に。刀を手に街角に立っていたところ、ごろつきの牛二に因縁をつけられる。その場の勢いで牛二を殺した楊志は直ちに自首し、大名府送りの処分になった。大名府の留守司、梁中書は楊志を武官に取り立てた。

↑林冲に羨ましがられながら見送ってもらったのに、
いきなりこの題名ってところがまずギャグだと思う・・・(笑υ)

林冲から家族への書簡を預かり、東京に戻った楊志は折を見て林冲の屋敷を訪ねるが、そこは誰も住む人のない廃墟と化していた。思わず立ち尽くす楊志。
・・・・・・彼が踵を返し立ち去った場所には砂埃と破り捨てられた林冲の書簡が舞っていた。
売官に失敗した楊志

宿屋のオヤジに
からむからむ(笑)
「お帰りですか楊制使」と声をかけた
ボーイに「もう俺は制使じゃない。
ただの楊志だ・・・」と力なく言う。
飲まなきゃやってらんないけどねぇ。
でもまだまだだぞ楊志さん!
君の不幸の本番はこれからだ!(笑)

廃墟になっていた
林冲の家

林冲に家族への手紙を託され、訪ねてみると、そこはもう廃屋になっていた。聞けば、林冲の家族のものは皆死んだという。虚しく立ち去る楊志。林冲に何と伝えよう・・・・・・。

賄賂を使った再就職工作が功を奏し、ようやくの事で高イ求に目通りができた楊志。高イ求も楊志が送った一対の翡翠壺をいたく気に入った様子だ。
「ということで、元の役職に・・・」と揉み手もしかねないような顔で楊志が切り出すと、高イ求の顔色が変わってきた。
「まさか、こんなもので・・・・・・」高イ求は玉壺の一つを手にし、頬を歪めながら楊志に言う。
「元職に返り咲こうとは、おこがましいと思わぬかね?」
高イ求はす、と玉壺から手を離した。
頭からダイビングして苦労の結晶、玉壺を拾いにいく楊志。しかし・・・・・・
楊志の夢は玉壺とともに消えた・・・・・・。




まじめに売り歩く気もなく
橋の欄干に座っている
いかにも情けなさげな顔が好きv

牛二が楊志に斬られ絶命する際、
言うセリフ。
「真に宝刀・・・・・・」
細かいとこだが、けっこう気に入ってます。







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