国:専門家、米国の狂牛病措置に欠陥を指摘

農業情報研究所WAPIC

01.05.08

 ニューヨーク・タイムズの8日の報道によると、米国の政府内外の専門家は、米国の狂牛病対策には欠陥があるとみている。専門家の指摘するのは、以下のような点である。

1.家畜の検査がヨーロッパに遅れをとっている。

2.屠体から肉片を剥ぎ取るために使われる機械が、プリオンが最も集中しているとみられる神経系統組織で肉片を汚染させている可能性がある。

3.若干の栄養補助食品には牛の神経系統組織を含むものがあるが、これに関する規制がほとんどない。

4.家畜飼料のプリオン汚染を防止する規制があまねく実行されていない。

Experts see Flaws in U.S. Mad Cow Measures,The New York Times,01.5.8

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