農業情報研究所


米国:保健省、狂牛病対策強化を発表

農業情報研究所WAPIC

01.8.24

823日、米国保健省(HHS)は、狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)、その人間版である新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)、その他の伝達性海綿状脳症(TSEs)を予防するために、監視機構を強化し、研究と既存の検査業務を拡充する包括的プランを明らかにした(HHS LAUNCHES EXPANDED PLAN TO COMBAT "MAD COW DISEASE")。 

食料の汚染の危険を回避するために食品医薬局(FDA)と農務省(USDA)が協調して行動する。特に国境での食料監視の強化と動物粉の禁止の維持に加え、献血・臓器移植・薬品・ワクチン・化粧品・食品添加物等に関する現行規則の見直しと強化に取り組む。病原体とされるプリオン・種間の障壁を越えての伝達の研究のための実験施設、動物と人間の感染検査設備、治療薬開発などのための研究予算は、2002年末までに倍増され(約5000万$)、研究者数は3倍にする。

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