米韓 骨の断片混入問題で合意できず 米国産牛肉の韓国向け輸出は未だにゼロ
06.9.21
輸入再開が決まった米国産骨なし牛肉に小さな骨の断片が混じっていた場合の処置をめぐる韓米交渉が不調に終わったようだ。米国は、小さな骨の断片が混じるのは避け難いとして、このような場合に輸入を禁止することがないように要求していたが、韓国はこれを拒否したという。
韓国側の文書は、「もし韓国の保健要件との不一致が発見されれば、輸出牛肉を輸出元にお送り返すか、廃棄する」と述べているが、米国側は、この文言を、問題が発見された場合、韓国は「輸出された牛肉を生産した関連食肉施設からの輸出荷役を一時的に停止する」と改めるように望んだ。しかし、韓国交渉官はこれに同意しなかった。
米国産業と政府担当官は、韓国の規制の不確実性(不安定)により、米国輸出業者は韓国輸入業者との取引で神経質になると語っている。
韓国は9月8日に30ヵ月未満の牛の骨なし肉の輸入再開に合意したが、米国農務省のデータによると、以来9月15日まで、米国産牛肉の韓国への輸出はまったくないという。
S.
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