ポルトガルの若い女性に同国2例目のvCJD発見 世界全体で202例目に

農業情報研究所(WAPIC)

07.2.22

 AFP等の報道によると、ポルトガルで同国2例目となる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者が発見された。もちろん、診断は死後でなければ確定しないが、検査は若い女性が狂牛病(BSE)の人間版であるvCJDに罹ったことを示唆していると当局が発表した。当局は2例目のvCJD患者を発見したと信じていると言う。

 Second human case of mad cow suspected in Portugal,AFP  via Yahoo! News,2.21
  Portugal Lab Tests: 2nd Case Of Human Form Of Mad Cow Disease,Cattle Network,2.21

  なお、ポルトガルの現在までのBSE発生件数は1,030件で、英国(グレートブリテン+北アイルランド)の183,184件、アイルランドの1,595件に次ぐ(→Which?:BSE monthly report - January 07 )。

 世界のvCJD発生状況については、→世界における新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者数,2007.2.22(更新)

  関連情報
 ポルトガル初のvCJDの報告 世界全体で177人のvCJD患者,05.6.20