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2019年9月16日
21日、トランプ米大統領はスイス・ダボスで、米国は1兆本植林活動に参加する、そうすることで樹木と森林の回復、成長、管理の改善において強力なリーダーシップを取りつづけると語った。温暖化問題に真剣に取り組んでいると言いたいのだろう。しかし、グレタさんは、木を植えるのはいいことだが、地球温暖化問題の解決策にはならないと、これに応じた。
実際、気候変動を抑えるには木を植えるだけでは不十分だ。どんな木でも、どこでもいいというわけではない。植えられた木は成熟するまで生残せねばならない。成長が速い熱帯に植えられる木は成長が早く、炭素吸収能力が高い。標高が高い地域で新たに作られる森林は地球の表明を暗くし、今まで以上に熱を吸収するのに対し、熱帯林は陽光を反射する雲に覆われることが多く、地球を冷やす。
だが、熱帯で木を植えるのは難しい。熱帯途上国では、木は燃料や木材として利用するために、あるいは農地を拓くために、植えるよりも伐採する方が選択される。Global
Forest Watchによれば、2017年、毎分40のサッカー場に相当する熱帯林が消失した。
2000年来、森林破壊のペースは着実に上がっている。伐木、農業、その他の人間活動が木を絶滅に駆り立てている。United
Nations.Planting treesによれば、2014年から2018年間に、世界は2600万㌶の木―英国の面積をカバする木―を失った。
The
audacious effort to reforest the planet: How trees can fight climate change,The Washingtojn Post,20.1.22
毎年、1兆本を遥かに超える木が地球から消えている。1兆本植林活動、確かに地球温暖化問題の解決策にはならない。