米国エタノール大手が破産申請 市場回復に備える！
09.4.10
米国エタノール最大手の一つであるAventine Renewable Energy Holdings社が4月8日、連邦破産法第11条（日本の民事再生法に相当）の適用を申請した。
ガソリン価格下落→エタノール需要の減少に伴う供給過剰で、エタノール産業は貧弱なマージンに苦しんでいる。しかし、エタノール産業の長期展望は明るい。政府が使用量の継続的増加を義務付けたから*、強い盛り返しが予想される。市場が再度上向きに転じたときの備えを確保するための手段を取るということだ。
http://www.aventinerei.com/pdfs/Aventine%20Files%20for%20Reorganization.pdf
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、”1ダース近くのエタノール生産者の破産申請に続く”Aventineの破産申請で米国エタノール生産は2％ほど減るだろうが、既に破産したベラサン（米エタノール最大手が破産申請 原料コスト上昇と信用収縮のダブルパンチ,08.11.3）の工場を最近買い取った石油精製企業・Valero Energy Corp. (VLO)のが操業再開で、供給カットは相殺される。
Aventine Bankruptcy Unlikely To
Offset Ethanol Oversupply,WSJ,4.9
http://online.wsj.com/article/BT-CO-20090409-705646.html
*http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/energy/document/siatistics/us_ethanol.htm#07
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