インドネシア 泥炭地のオイルパーム・プランテーション転換禁止を解除
09.2.20
インドネシア農業省が泥炭地のオイルパーム・プランテーションへの転換を許可する準備を進めていると先日伝えたばかりだが(インドネシア農業省 大量の泥炭地のオイルパーム・プランテーション転換許可を準備,09.2.14)、アントン・アプリヤントノ農業大臣が2月17日の記者会見で、「昨日、泥炭地利用の新たなライセンスの停止を解除した」と語ったそうである。
インドネシアは2007年12月に新たな許可を停止したが、許可条件を以前よりも厳格にした上でこの停止を解除した、国の2500万fのうちでオイルパーム・プランテーション造成が許されるのは”たったの200万f”と推定されるという。
とはいえ、インドネシアは、森林火災と、378億トンものCO2を貯えていると言われる泥炭地のオイルパーム・プランテーションへの大々的転換で(⇒オイルパーム・プランテーションがインドネシア森林破壊の最大の元凶―新研究)、いまや中国、米国に次ぐ世界第3位のCO2排出国になっている。
Indonesia reopens peatland to palm oil
plantation,Guardian,2.18
http://www.guardian.co.uk/environment/2009/feb/18/indonesia-peat-palm-oil
Indonesia Lifts 14-Month Ban on Using Peatland to Grow Oil
Palm,Bloomberg,2.17
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601130&sid=aNCaqsm1cbAg
Indonesia opens peatland forests for palm oil,AP via Yahoo!
Malaysia News,7.17
http://malaysia.news.yahoo.com/ap/20090218/tap-as-indonesia-peatland-forests-64ed358.html