農業情報研究所環境農薬・化学物質・有害物質または食品安全ニュース:2014年1月9日

栃木県小山の生協と契約農家がネオニコチノイド系農薬を使わない米

 「栃木県小山市の「よつ葉生活協同組合」が契約コメ農家と協力し、毒性が指摘される「ネオニコチノイド系農薬」を一切使わないコメ販売体制を確立した。将来的には、すべての食品でゼロを目指す方針」、「生協とコメ契約農家は二〇一一年度末、ネオニコ系農薬の使用について勉強会を開いた。一三年度からは全農家がネオニコ系農薬の使用を見送った。代わりに比較的毒性の弱い別の農薬を使ったり、無農薬に挑んだりして栽培し、生協分として前年度とほぼ同量の約二六・四トンを収穫した」とのことである。

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 脱ネオニコ系農薬 小山の生協、農家と協力 東京新聞 14.1.9 朝刊 27面

 斑点米を生むカメムシを退治するためなどに多用されるネオニコ系殺虫剤が世界的に起きている蜜蜂等授粉昆虫の激減に関連していると指摘されて久しく、最近はヒトの脳の発達にも影響を与えるという知見が確かなものになりつつある。農水省はなお農薬メーカーの味方であり続けるのだろうか。

 関連情報
 欧州食品安全機関 ネオニコチネイド系殺虫剤がヒトの神経発達に悪影響 許容限度大幅引き下げを勧告,13.12.18

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