米国ワシントン州でGM小麦の自生確認 2016年に次ぎ二度目
米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)が7日、ワシントン州の非耕作地にグリホサート(除草剤ラウンドアップ)耐性遺伝子組み換え(GM)小麦が自生しているのを確認したと発表した。GM小麦が食料サプライチェーンに入った証拠はないという。
米国では現在、GM小麦の商業栽培は許されていない。
USDA Investigating Detection of Genetically Engineered (GE) Wheat in Washington State,USDA-APHIS,19.6.7
米国では2013年にオレゴン州、2016年にワシントン州で、やはりグリホサート耐性GM小麦の自生が確認されている。このような自生が何故起きたのか、未だ分っていない。農務省はGM小麦フィールド試験の監視を強化しているというが、未だ発見されない穴があるようだ。
<関連情報―いずれも農業情報研究所>
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