農業情報研究所>環境>農薬・化学物質・有害物質>2018年8月25日
ブラジル裁判所 グリホサートを含む製品の登録一時停止令を取消し
アマゾン南部・マト・グロッソ州の「大豆王」*と呼ばれるブラジルのBlairo
Maggi農相が、ブラジル裁判所がモンサント(現在Bayer AG所有)の除草剤・グリホサートを含む製品の登録を、国家衛生監督庁(ANVISA)の再評価審理中は一時停止するという命令を取り消したことを明らかにした。
グリホサートを含む新製品の登録はできない・既存の登録は9月から一時停止するという8月3日の裁判所の差し止め命令を覆すものだ。
農相は先週、世界最大の大豆輸出国でのグリホサート制限は“災厄”だと語っていた。
裁判所によると、政府は、グリホサートが制限されるとブラジルの貿易収支への影響は250億米ドル(約2兆8000億円)に上り、国内需要を満たすために4400トンの食料輸入が必要になると訴えていた。
Disaster contained: Brazilian court lifts ban on products containing glyphosate,Merco
Press,18.8.24
なお、グリホサートについては次を参照されたし。
米国陪審、元校庭整備員の悪性リンパ腫の原因はラウンドアップ除草剤・グリホサート,18.8.12 |