農業情報研究所環境森林ニュース:2020831

 

ナラ枯れ第二波?第一波を生き残った山地を総なめ?

 

山陰、近畿、北陸、東北の日本海側山地を総なめにしたナラ枯れが青森県にまで達して一段落と思いきや、今年は鳥取・大山だけではなく、広島、高知、静岡(熱海、箱根)など太平洋側のナラ枯れ情報が続々届く。どうやらナラ枯れ第二波が日本列島を襲い始めたようだ。第二波は、第一波を生き残った山地を総なめにするかもしれない。

 

広島県内で広がるナラ枯れ被害 猛暑や少雨一因か 中國新聞 20.8.30

ナラ枯れの被害 拡大防止へ勉強会 室戸市 高知新聞 20.8.30

大山のナラ枯れ被害状況を把握 県など現地検討会 日本海新聞 20.8.29

大山ナラ枯れ深刻 大山寺-桝水高原「昨年の倍以上」 日本海新聞 20.8.27

市街地でもナラ枯れ 姫の沢公園は60本確認—熱海 伊豆新聞 20.8.29

ナラ枯れ被害が広がっています。 箱根町 20.8.27

熱海でナラ枯れ被害多発 山伏峠は200本以上枯死 伊豆新聞 20.8.28

奥大井でナラ枯れが起きているの話 井川メンパ大井屋本店 20.8.24

 

「化石賞」の日本、ナラ類が一本たりとも生き残るのはもう許さん。気候を司る神様がそう言っているようだ。(「温暖化の議論をしてもナラ枯れ対策は進まない」のは確かでしょうが、温暖化が止まらないとナラ枯れも止まらない。日本の里山、まさに荒れなんとす

 

参照:農業情報研究所:全国ナラ枯れ情報激烈なナラ枯れに襲われた山形・飯豊山麓08.9.2);「温暖化の議論をしてもナラ枯れ対策は進まない」 里山放置説への疑念10.11.8